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パル進学ゼミ(広島市安芸区)塾長の田口です。
【円周率を計算した男】(鳴海風/新人物往来社)
以前、ふと立ち寄った古本屋で購入した一冊です。
3.1415…で始まる円周率ですが、紀元前2000年頃の古代メソポタミアでは、円に内接する六角形から3.125という値が算出されています。
今から4000年前のことです。
以降、現代ではコンピュータを用いて2020年に50兆桁、2021年に62.8兆桁、2022年にはなんと100兆桁を超えました…(もはや言葉もでない…)
西洋数学の影響を受ける前の数学を、【和算】と言います。
もちろん実用的な要素もあるにはあったのですが、多くは現代で言う“パズル”のようなものに当たり、「難問をいかにスッキリ解くか」を競う、究極の簡潔さや完全さを求める一種の美学だったようです。
そして、本書で紹介されている円周率も、「いかに美しく算出するか…」を数千年の時を超えて未だに競い続けているという、いやはや何とも壮大なお話。
いいですね、こういうの好きです!(^^)!
機会あれば是非読んでほしいと思った、一冊の紹介でした。
書籍は教室においてますので、興味ある方はぜひ!!
今回は以上です。
by “広島の頑張る生徒の応援団長” パル進学ゼミ 塾長 田口
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