***このコーナーは、中学生~高校生に役立つ学習・進学に関する情報を発信しています!***
パル進学ゼミ(広島市安芸区)塾長の田口です。
昨年の共通テストは、実施初年度にして平均点は全体的(特に理系科目)に、高めでした。
私も毎年センター試験(共通テスト)を解いておりますが、昨年度の数学ⅠAに関しては、試験時間が60分→70分と10分の試験時間延長が入ったにも関わらず、およそ60分のまま解ける内容におさまっていたように思います。要因としては、初年度ということで、試行調査結果をふまえて慎重な作問になったと考えられます。
しかし、さすがに2回目となる今年度に関しては、そうはいかないでしょう。およそ全ての予備校においても、「難化」の文字が目にとまります。
■過去の入試制度切り替わり期の平均点の比較
共通1次 | 満点 | 実施初年度 1979年度の平均点 |
実施2年目 1980年度の平均点 |
平均点の差 |
数学Ⅰ | 200点 | 151.92 | 146.49 | -5.43 |
センター試験 | 満点 | 実施初年度 1990年度の平均点 |
実施2年目 1991年度の平均点 |
平均点の差 |
数学Ⅰ | 100点 | 73.37 | 50.72 | -22.65 |
数学Ⅱ | 100点 | 64.27 | 67.81 | +3.54 |
共通テスト | 満点 | 最後のセンター試験 2020年度の平均点 |
実施初年度 2021年度の平均点 |
平均点の差 |
数学ⅠA | 100点 | 51.88 | 57.68 | +5.80 |
数学ⅡB | 100点 | 49.03 | 59.93 | +10.90 |
共通テストに向かうに当たり、必要な対策、試験日ギリギリまでの努力を怠るわけにはいきませんが、たとえ本番で自身の点数が悪かったとしても、全体の平均点も下がっている可能性がありますので、「自分だけができなかった」などの主観的な見方をするのではなく、結果と冷静に向き合い「平均点からの差/全体としてのおよその立ち位置」など客観的な見方をして、さらに、どのような状況であろうと「いち早く次の一手を打った者が合格を勝ち取る」ということを忘れないでくださいね!
今回は以上です。
by “頑張る生徒の応援団長” 田口
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